床下温湿度(結露)診断


床下の環境は床上の住空間に大きな影響を与えます。床下の湿度が高い状態だと
白アリ、カビ等の発生しやすい状況になります。(対策としては床下換気扇が有効で、
その他に調湿材を敷き込む方法もあります。)


測定方法

<測定機器> 高性能デジタル湿度計

 床下の温度・湿度を測定し、露点温度を算出します。

測定結果


測定場所 湿度(℃)
湿度(%) 現在空気中に含まれている
水蒸気量(mg/m3)
露点温度(℃)
差(℃)
A−B
1F 階段下収納庫 16.6℃ 52% 9.83mg/m3 6.7℃ 9.9℃

@ 測定した温度Aの時の飽和水蒸気量を表から詠み取ります。
A @で読み取った飽和水蒸気量に測定した湿度を掛ける。
   →床下の空気中に現在含まれている水蒸気の量がわかります。
B Aで求めた水蒸気量より飽和水蒸気量が少ない温度の場合、結露がおこります。

 参考:季節を問わず、床下温度と露点温度の差が5℃以内の場合は対策を講じる
      必要があり、8℃以上はほぼ安全であるといえます。


測定評価

         現状では安全であるといえます。

コメント
   下記のグラフは温度と飽和水蒸気量の関係を表したものです。温度が高いほど
   飽和水蒸気量は多くなります。